オリジナル盤は言うに及ばず、以前に出ていたディスコグラフィーや各種再発盤でさえいずれも入手困難な現在、このリリースを待ち望んでいた方も多いはず。ANOMIE、FINGER PRINT、PORTRAIT、PORTRAITS OF PAST、CONSTATINE SANKATHI、FRAIL等と並び、ここ日本でもコアな激情ファンならば外すことができるはずもない最高峰のバンドであるのは言うまでもなく、93〜94年という短い活動期間ながら相当なインパクトを残していき、後世のアーティスト達に多大なる影響を与えてきたINDIAN SUMMER。HEROIN、ANGEL HAIR、NEIL PERRY等サンディエゴ周辺からシカゴ〜DCポストハードコア勢等の激情性と実験性をミックスし、作りこまれたテクニカルな楽曲で静寂な中での独特の間だったり、ためにためる哀愁と狂気が入り混じったループ・パートから一気に爆発する絶叫激情パート、それらを完璧に使い分ける素晴らしい曲構成。当時としては信じられないまでのクオリティの高い完成度にもはや言葉もありません。
SHAKE UP THE SHADOWS (12")
HOT WATER MUSIC ホット・ウォーター・ミュージック
レコード 2,484円(税込)
フロリダが誇る激熱男気エモーショナル・メロディック重鎮、HOT WATER MUSICの2019年5曲入り12インチ。片面プレス、B面はエッチング仕様。思わず拳を握りしめ熱いものがこみ上げて来ずにはいられない熟練のHOT WATER MUSIC節。全曲充実。
VAIN ATTEMPT (7")
SLANT (PUNK)
レコード 1,404円(税込) カラー盤です
2019年9月ジャパンツアー決定!!!
2019年9月にジャパンツアーも決定している、SCUMRAIDメンバーも在籍する韓国の4人組ハードコア・バンドSLANTの2019年1st EPがUS Iron Lungよりリリース。タイト&ストレートフォワードなレイジング・ハードコアパンク。女性シンガーのアングリーな激シャウトも強力。2ndプレス盤。
CONSTANT ELEVATION (7")
CONSTANT ELEVATION (PUNK)
レコード 1,296円(税込)
YOUTH OF TODAY、CIV、RIVAL SCHOOLSのドラマーSammyとTHE MOVIELIFEメンバーVinnieによるニューバンドCONSTANT ELEVATIONの2019年デビューEPが名門Revelationよりリリース。Sammyがこれまでやってきたバンドの流れを汲む性急かつキャッチーなオールドスクール・ハードコア。
LEGION OF ANGELS
IN COLD BLOOD
CD 1,944円(税込)
INTEGRITY、ONE LIFE CREWの元メンバーを中心に結成された90'sクリーヴランド・ハードコアIN COLD BLOODの、フルアルバムとしては98年の1stアルバム「Hell On Earth」以来実に21年ぶりとなる新作。ペーパースリーブ仕様。核となるギタリストAaron(ex-INTEGRITY)は脱退してしまったようですが、INTEGRITY直系のダーケスト・クリーヴォ・ハードコアは健在。
BE GOOD
OFF WITH THEIR HEADS オフウィズゼアヘッズ
CD 1,620円(税込)
後ろ向きなのに、ちゃんとポジティヴなパンク・ロック。 ミネアポリスのパンク・ロック・バンド、OFF WITH THEIR HEADSが約3年振りとなるニュー・スタジオ・アルバムを手にシーンに帰ってきた!どこかユーモラスな世界観が今、魂の叫びを上げる! ■ ミネアポリスのパンク・ロック・バンド、OFF WITH THEIR HEADS。フロントマンのライアン・ヤングを中心に2002年に結成された彼らが、前作『WON'T BE MISSED』から約3年振りとなるニュー・スタジオ・アルバムを手にシーンに帰ってきた! ■ 「これまでのアルバムは、うじうじとしたり、自分を憐れんでいるような内容ばかりだった」ニュー・アルバム『BE GOOD』をリリースするにあたり、ライアンはそう語り、さらに続ける。「このアルバムは、自分を憐れむことは以前よりも減って、その分、自分がどうしようもなくミジメな奴だってことをもっと認める作品なのさ」これまでのOFF WITH THEIR HEADSの作品が、ライアンの世界に対する宿命論者的な視点に基づいているものだとするなら、この新作は、その中に一条の希望の光が射しこんだ作品だといえるかもしれない。 ■ その最新作を制作するにあたり、ライアン・ヤングとバンド・メンバーであるベーシストのロビー・スマートウッドとギタリストのジョン・ポリドロス、そしてニュー・ドラマーのカイル・マニングは、ミネアポリスにあるスタジオ、ザ・ハイダウェイを中心にレコーディングを進め、さらにあのニルヴァーナが『イン・ユーテロ』をレコーディングしたPachyderm Studiosでもレコーディングが行われた。プロデュースを手掛けるのは、ライアン自身。アルバムのプロデュースという作業を楽しめた、もしくは何とか我慢できたのは、今回が初めてだったという。「昔の作品の聴こえ方も好きじゃなかったし、レコーディング自体が嫌いだった」ライアンは語る。「もう、なるようになれ、ここから早く出たいんだって感じになっている自分が作り出しているどうしようもないモノが全部聴こえてくるんだからね」 実際、『BE GOOD』の中に流れている大きなテーマの一つが「無理やり容認する」こと、ただし懲り懲りな目に遭いながら、ということもあり、アルバムの所々で、荒々しいパンク・ロックの合間にライアンが断末魔の叫びのようなシャウトを上げている。 ■ アルバムからのリード・トラックとなるのは、「Disappear」。アメリカのスタンドアップ・コメディアン、Kyle Kinaneをフィーチャーした”無人島生活”的な、哀愁とユーモアに溢れるミュージック・ビデオにも注目だ。ちなみに、こちらのミュージック・ビデオの監督を手掛けているのは、やはりコメディアンでもあるJonah Rayだ。 ■ またアルバム・ジャケットに使われている、メノナイト(キリスト教の1教派)の家族が散策を楽しんでいる天気のよいビーチの背後に、原子力発電所の冷却塔がそびえているという強烈な印象の写真は、昨年亡くなったライアンの家族が撮った写真だという。カメラマンだったというその家族は、数多くの写真を遺したが、この写真を見つけた時、ライアンはすぐに”これこそ、まだ見ぬアルバムのジャケットのすべき写真だ”と思ったという。そのアートワークには、ライアンの慎重な楽観性が表れているのかも知れない。「世界がどうしようもないぐらい酷いことになっていて、この国の気候もメチャクチャになっている今、何をすべきって答えがアルバム・タイトルにあると思う」本作についてライアンはこう締めくくる。「いい子にしてろ、大きな声をだせ――それしか出来ることがない時だってあるんだから」 ■ 後ろ向きなのに、ちゃんとポジティヴなパンク・ロック、OFF WITH THEIR HEADSの『BE GOOD』はそんなサウンドが詰まっている。 <メーカーインフォより>