雨は止み、終の棲家は女性歌謡。
1、2年前にリリースされた日本の1960’Sガールアーティスト集。
こちらは所謂"ひとりGS"と継承される方々をフィーチャーした作品です。
ひとりGSって何?
GS=グループ・サウンズもしくはガレージ・サウンドに乗っかったピンVO.
バックの演奏をGSバンドが担当していることで都合良く使われた名称であるように思えるが、
今や決してイロモノとして括ることは出来ない確固たる音楽ジャンルとして形成されている。
それでは上記作品収録ひとりGS狂乱ナンバーの中尾ミエのFUZZナンバーを。
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曰くつきの「逢えば好き好き」、大原麗子さん「ピーコップクベイビー」、「バザズ天国」他全25曲収録。
ひとりGSは甘々な懐メロ曲ばかりフィーチャーされがちなので全く持って興味の湧かない方ば
かりだと思います。大人の事情では済まされない罪、とでも言いましょうか、あのROLLING STONESですら日本で一番好まれるナンバーは"TIME IS ON MY SIDE"に”RUBY TUESDAY"とそれはナイーブな曲だと言われている。
※勿論名曲。私も大好きです。
ただ、アーティストが持つ本領は違う所なのではないかと。
1st~2ndアルバムを通しで、その後立て続けに「ストリートのならず者」」まで聴けば何となく、判る。
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入り口を提供する様々な媒体・事柄はとても貴重な物。それは切欠に過ぎないと思います。
それを経てどの方向に定まっていなくとも潜るか潜らないかはリスナー次第。
たとえば、全然興味の無かった中島みゆきさんのこの曲だけは特別。
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とか、松田優作氏の役者としてのキャリアは追ってこなかったけれどこの歌は好きだ。
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年取っても、発見はいくらあっても、足りない。